ユーロ導入20年。記事にもあるように、後半10年は、ユーロ導入前の90年代のEMS時代を彷彿とさせるようにギリシャをはじめとした南欧通貨が狙い撃ちに遭った期間がありました。その時も、ユーロ導入以降の最大のベネフィット享受者であるドイツが相応の負担をすべき、という議論がありましたが、なかなかドイツの政治家にそこまで踏み込む勇気はなかった。
そして、2019年、イギリスはBrexit問題、フランスはイエローベスト運動が象徴するマクロン大統領の不人気、そして、ドイツまでもメルケル退任となると、金融市場を揺るがす材料多すぎ、という感を強くします。
欧州統合関連の材料はこれまでも全世界的に金融市場を動揺させてきています。来年も材料の主役に躍り出てくる可能性大を予測しておきたいと思います。(了)
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