もちろんとってもexcitingな試合を見せてくれて凄くありがたかったんですが、今回のワールドカップでは、これまで日本が先制してリードする試合展開があまりなかったのがこのベルギー戦に影響したのかなあ、とは思わなくもありません。コロンビア戦で先制した後前半で追いつかれるまで、それから後半2-1になって試合終了まで、だけでした。それも1点差だけ。今日のベルギー戦のように2点リードするなんていう展開は皆無でした。
なので、今日の2点リードの状況はベンチにとっても選手にとっても想定外だったっぽいですよね。2-0の局面で、打つ手ありすぎで、どれを選択しようか立ち止まっちゃったのかもしれません。
正直に言うと、2-0の局面で何らかの選手交替は見たかったですねえ。2-0でリードしてハーフタイムなら、ハーフタイム中に状況整理が出来たんでしょうけど、後半早い時間に2-0になったんで、その後の長い時間をいかに過ごすのか、どういう過ごし方を提案するにしても、選手交替によってベンチの確固たる勝ち切るロードマップ(実現するかは別として)を示して欲しかったと思います。ポーランド戦の長谷部投入のような。
やっぱり、ベスト8というのをリスペクトしすぎた、という言い方も出来るかもです。1点差負けをキープして確率が相対的高い方に賭けたポーランド戦並みの仕掛けが見たかったですね、2-0の局面で。また、そういった仕掛けは、2-1の時も2-2の時もあったと思うんですよね。例えば、どんな手使ってもPK戦に持っていくっていう意思表示だってみせようと思えばみあえられたはずだし。最後に素直になっちゃった感じですよね。
いずれにしても、「日本のサッカーに何かまだ足りないものがある」なんて自虐的になる必要は全くないと思います!
(了)